読書が大好きな本子ちゃん、せっかくの週末なのに友達に遊ぶ約束をドタキャンされたみたい。
午前中の予定が空いてしまいましたが・・・
どうする?朝活

あーあ!朝からお出かけして、気になってたお店でランチする予定だったのになー
・・・そうだ!

フリーの雀荘に行こう!

ちょっと早いけど、適当なメンツが揃うまで「むこうぶち」(だいたいどこの雀荘にも置いてある麻雀漫画)でも読んで時間を潰せばいいや。
最近の雀荘はフードメニューが充実してるからランチ問題も解決ね!

・・・

・・・

・・・

読書会博士「読書会は!?」
本子ちゃん「読書会博士!!」

朝から雀荘に行こうとするんじゃないよ、本子ちゃん!
冒頭の「読書が大好き」というフリが活かされてない上に、休日の過ごし方がオッサンじゃよ。

わかったから、背後から忍び寄るのはやめて!

休日の午前中の予定は読書会一択じゃろがい!

博士は全読書会を出禁になってるけどね。
ていうか読書会って朝からやってるの?

もちろんじゃ。夜にやっているのもあるが、読書会の多くは休日の午前中に開催されておる。いわゆる「朝活」じゃ!

朝活!!イケてる女の嗜み~

前回は、読書会の種類について説明したのう、本子ちゃんはどの形式の読書会に行くのか決めたのかね?

うん、私は「推し本形式」がいいかなって思ってるよ。
でも、なんか読書会って何すればいいのかよくわからないし、どの本を持っていこうか決められなくて、申し込みを躊躇してるんだ・・・

では、今回は推し本形式の読書会の流れについて詳しく説明していこう。
推し本形式の読書会の流れ

推し本形式の読書会は、参加者が好きな本を持ち寄り、その内容やおもしろかった点を発表し合うものじゃ。
推し本形式の読書会では、順番に一人ずつ持ってきた本について発表して、その後、全員でその本の気になったことについて話すのが一般的な流れじゃ。
会にもよるが、だいたい参加者は10人までで、一人当たりの持ち時間は、本の発表・全員での話し合いの時間を含めて10分程度じゃ。
自分の好きな本の話ができたり、他の参加者が持ってきたおもしろい本を知ることができるのが推し本形式の読書会のいいところじゃ。

楽しそう!
これなら初めてでも気軽に参加できそう。

そう!とにかく楽しいということが推し本形式の読書会にハマる人が多い最大の理由じゃ。
また、本が好きなら誰でも参加できるという気軽さもあって、初めての人でも参加しやすいと言えるんじゃ。

そうだ、推し本形式の読書会にもジャンルやテーマが決められたものがあるんだよね?
どんなものがあるの?

では、推し本形式の読書会についてどんなものがあるか説明していこう。
・フリーテーマ型の読書会

まず、フリーテーマ型の読書会について説明しよう。
フリーテーマ型の読書会は、発表本が完全に自由な読書会じゃ。
ビジネス書、ノンフィクション、人文科学(哲学・心理学・芸術等)、社会科学(経済・宗教・歴史等)、自然科学(生物・テクノロジー等)、小説、漫画なんでもアリじゃ。

そうかーでも完全に自由だと迷うな、他の参加者が興味ある本がいいよね。でもみんなにハマらなかったらどうしよう・・・

そこは、あまり考えなくでもいいとワシは思うのじゃ。
読書会に参加する人は、本の種類を問わず、他人がおもしろいと思った本の話を興味を持って聞く人が多いからじゃ。
そりゃ誰しもジャンルの好き嫌いはあるじゃろうが、発表者が本当におもしろいと思った本であれば、どんな本であれ発表を聞いていて響くポイントはあるものじゃ。
むしろ自分では選ばなかった本の話を聞く機会となることがフリーテーマ型の醍醐味ともいえる。
だから、他人の好みは気にせず、自分が本当に面白いと思った本を持っていくのがいいのじゃ。

そうかー
そうだよね。自分が本当に面白いと思った本を持っていく!

でも、フリーテーマ型とは言え本選びに関して一定の配慮は必要じゃ。

え?どういうこと?

うむ、発表本は原則、自由に選んでいいんじゃが、読書会に限らず、不特定多数を対象とした集まりには、考え方(思想やイデオロギー)や支持する政党、宗教、歩んできた人生などが異なるいろんな人が参加するんじゃ。
なので、発表本は、特定の政党や宗教の宣伝になり得るものや、他人を傷つけるおそれがある可能性があると判断した場合、やめておくのがベターじゃ。

そうかーなるほど。
みんなが楽しいのが一番だからね!気を付けよう。

これは突き詰めると難しいことじゃし、気にし過ぎるもの良くないんじゃがね。
でも、実際に読書会に参加している人はみんな自然とこの配慮はできているよ。素晴らしいことじゃ!
・ジャンル制限型の読書会

さて、次はジャンル制限型の読書会について説明しよう。
ジャンル制限型の読書会は、一部のジャンルの本が禁止された読書会じゃ。

ジャンルを制限するの?どういうこと?

例えば、古典など、やや堅いジャンルを好む人が集まる読書会では、ビジネス書や自己啓発書を禁止したりするのじゃ。
こういう硬派な読書会では、古典や文句なく名著と言える作品だけを扱いたがる人が多く、比較的新しい本やベストセラーなんかは軽視され、あまり歓迎されないのじゃ。
まぁでもこういう線引きを明確にするのは難しいので、ビジネス書や自己啓発書を禁止するルールを設けているわけじゃ。

そうかー結構ハードルが高い読書会もあるんだね。

逆に、若手のビジネスパーソンが集まる読書会では、話題のベストセラーやビジネス書、仕事術、勉強法など、比較的実用性のあるジャンルの本が好まれる。
そういう読書会では、小説を禁止したりするんじゃ。
このように、主催者が、読書会の性格をある程度方向づけたい場合、ジャンルの制限がインセンティブとなるのじゃ。
また、ビジネス書や自己啓発書、スピリチュアル系の本を禁止する理由としては、ビジネスの勧誘や宗教の勧誘によるトラブルを未然に防ぐ意味もあったりするのじゃ。

そうかーそういうのも自分に合った読書会を見つける参考になるね!
・ジャンル限定型の読書会

さて、次はジャンル限定型の読書会について説明しよう。
ジャンル限定型の読書会は、ジャンル制限型の読書会よりももっと具体的にジャンルを限定した読書会じゃ。
ジャンル限定型の読書会では、参加者は、特定のジャンル(テーマ)の本を選んで持ってくるのじゃ。

ジャンルってどういうものがあるの?

例えば「哲学」「経済」「科学」「ビジネス」「生き方」なんかが挙げられるかの。
参加者は、特定のジャンルの知識を深め合ったり、仕事上の成長・能力の向上だったり、将来の不安を解消するヒントを求めたり、明確な動機があって参加することが多いのじゃ。
参加の目的がはっきりしている分、深い議論ができるのがジャンル限定型の読書会のいいところじゃ。
また、必然的に参加者はそれぞれ趣味や思考が似た人が多く集まる。これがコミュニティの結束を上げる要因になるのじゃ。

そうかーハマれば常連になっちゃいそうだね。
まとめ

以上、推し本形式の読書会のなかでも、いろいろなタイプの読書会があるのじゃ。
その中から自分に合ったものを見つけるのが大事なんじゃ。

そうだね!私は、誰でも楽しめるフリーテーマ型の読書会かなぁ。
さっそく近くでやってる読書会を探してみる!

その意気じゃ!
ところで本子ちゃん、さっき行こうとしてた雀荘ってオープンしたばっかりの店?新規店の雀荘を探してるんじゃが・・・

なんで新規店にこだわるの?

それはな、ワシは、この辺りの雀荘もだいたい出禁になってるからじゃ。

雀荘も出禁になってるの?今度は何やらかしたの?

まぁ何ってわけじゃないんじゃけど、ワシって負けが込むとマナーが悪くなっちゃうんよね。

もうそれって人としてダメだよ。

あと、あれもかな?イカサマが発覚したからかな・・・

博士のモラルってどうなってるの?

まぁイカサマっていうか、人の点棒を直接パクったんじゃけどね☆これ最強。

シンプルにクズ。
最後に
やれやれ、博士には本当に困ったものですね。
でも、推し本形式の読書会のなかでも、いろいろなタイプのものがあることは知っていただけたでしょうか?
自分の地域でどんな読書会があるか探してみて、自分に合ったものを見つけることが大事だと思います。
さて、当読書会は、推し本形式(フリーテーマ)です。
上で説明したように、初心者でも気軽に参加しやすいタイプの読書会です。
自分が本当に面白いと思った本を持ってきていただければ、参加者全員で楽しめると思います。
このタイプが自分に合うと思った方はぜひお越しください!
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